2016-01

まいにち五十音 お 大島さん

むかし映像編集の仕事をしていたときに
大島さんという上司がいた。

大島さんは僕が編集した動画にチェックを入れる。
お酒の好きな大島さんは
酒場に行くと、あら炊きとか塩焼きの魚を頼んで
いつまでもいつまでも骨の隙間とか頭の部分に箸を入れて
身を探し出しては嬉しそうに口に運ぶ姿が
とても印象的だった上司だ。

2016-01-10 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 え 映画

映画をみることは僕にとって
ライフワークの一つです。

なんでこんなに映画を見るかというと
映画を見たら自分が少し変わる気がするから。
映画を見る前の僕と見た後の僕は
微妙に違う色彩を帯びた目をしているはず。

知らない自分を連れてくる
映画という魔物に僕は惹かれています。

2016-01-07 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 う うなぎ

うなぎが好きです。
蒲焼きとかせいろむしとか櫃まぶしとか。
うなぎってちょっと変わった活用のことばを使う気がする。

でもどうしてうなぎって高いのだろう。
獲れる量が少ないとか
料理するのに特別な技術が必要なのだろうか?
うなぎを掴むというのは何だか時間がかかりそうだから
その分の人件費がかさむのかもしれない。

2016-01-04 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 い 胃

胃って人の臓器の中でも
結構変わりものなのではないかと
思っています。

胃は大きくなったり小さくなったりするし
胃に痛みがあるときだけ
「しくしく」「きりきり」とか
ちょっと変わったことばを使うような気がする。

「しくしく」と言えば人が泣くときに使う表現。
目元を手で覆う胃の後ろ姿が、僕の頭の中に浮かんでくる。

2016-01-03 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 あ 相づち

相づちって、喋るときの潤滑油だと思う。
そんな潤滑油が、僕はとても気になる。

「うんうん」「ヘー」とか普通のも好きだし
「ですです」「なるほどですね」とかビジネスタイプのも好き。

そんな風に考えていると
相づちって、人を前にしないと発生しないリアルタイムなもので
メールとか手紙には用いられない
ちょっと限定されたものかもしれない。

こんなことを考えている僕に
誰か相づちをしてくれる人が
果たしているのだろうか?

2016-01-02 | Posted in 日々No Comments »