2016-01

まいにち五十音 ね 寝言

寝言というものに、僕は惹かれます。
自分ではコントロールできない領域の中で
口から出てくることば。
自分の寝言を記録することは
なかなか難しいとは思うけれど
言った寝言を収集して
1冊のスクラップブックにまとめたら
素敵だろうなと考えています。

2016-01-31 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 ぬ ぬめり

「ぬめり」とか「ぬめぬめ」とした
という表現があるけれど
これは本当にことばの発する音や
字面からしても、その状態を
上手く表していることばだなと思います。

たぶんあまり「ぬめり」は人からから好かれないのじゃないのかな?
そんなことを考えると少しだけ「ぬめり」に
シンパシーを感じてしまいそうになりました。

2016-01-31 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 に 煮物料理

僕は時々料理をつくりますが
煮物料理が結構得意と言うか
自分の性格にもあっているような気がします。

煮物料理の良いところは
料理を煮ている間に好きなことが出来ること
僕の場合、煮ている間に映画を一本観ます。
途中、鍋の中をみたりするから中断したりするけど
それもまたいいなと思っています。

僕の煮物料理には
映画一本分の調味料が入っているのです。

2016-01-29 | Posted in 日々1 Comment » 

 

まいにち五十音 な 納豆

僕は子どもの頃は納豆が嫌いだったのですが
大人になり、結婚してからひょんなきっかけで
納豆依存症と呼ばれても誇張ではないくらい
毎日納豆を食べるようになっていました。

でもこの何日か前にベルリンに来て
これからここでしばらく住むからには
これまでのように納豆を毎日食べることができないので
たぶん体の組成に何かしらの変化が生じるのではないかと
冷や冷やしているこの頃です。

2016-01-29 | Posted in 日々No Comments » 

 

ナツメ書店

北九州小倉の町のなかで灯をともす書店
ナツメ書店さんにて朗読会「The Dress Bridge」を
開催しました。
手帳「The Dress Bridge」の物語をいくつかと
過去に作った詩集の中のことばを
西村さんの音楽に乗せて

ナツメ3

1月の寒い夜
ことばと音楽が
ナツメ書店さんと来てくれた方の
夜の中をふわふわと浮かんで
僕も嬉しくなりました。

ナツメ4

詩集「カーディガンの森」より

煮込み料理とエーデルワイスと死

ピンポンとインタフォンが鳴って
玄関のドアを開けたら
食料をいっぱい詰め込んだ
大きな紙袋を抱えている君がいた。

「今日は牛ホホ肉の
赤ワイン煮に挑戦してみる。
休日だから」
君はそう言って、キッチンへ向かった。

僕はソファに寝転んで
読みかけの本を読みながら
君が料理している姿を
ときどきちらりと見ていた。

彼女はキッチンで
玉葱を刻みながら
エーデルワイスを口笛で吹いた。

今日は、とても天気の良い秋の日曜日。
そしてこれが肝心なんだけど
用事は何もない。

やがて彼女が作り出す
煮込み料理の香りが
この部屋を包むことになるだろう。

それまでは
死にたくない。

健康なのに、そう思った。

2016-01-28 | Posted in 実績No Comments » 

 

まいにち五十音 と 東京物語

小津安二郎の映画が好きで
今でも繰り返し何度も見ています。
そんなすきな小津安二郎の映画で
最初に見た映画が「東京物語」
正直言って、最初に見たときは
変な感触な映画で、とりあえず最後までは見たけれど
日本の名作と呼ばれ続けている所以を
肌で感じることが出来ませんでした。

でもそれから他の作品を見て
小津映画の良さを知り
その上で再度「東京物語」を見たとき
所見とはちがう、新しくて何か深いものが
僕の中に刻まれたことを覚えています。

こんなことを書いていると
また「東京物語」が見たくなってきました。

2016-01-28 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 て テント

テントの中の空間が好きです。
テントの中で夜更けに
友達と秘密の話とか
他愛の無い話をしたりとか
知らない間に眠ったりしてた人とか
風に揺れる葉っぱの音が少し怖かったりとか

そんなテントが
僕は好きです。

2016-01-27 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 つ つまずき

今、この記事をアムステルダムの空港で書いています。
本当は今日の夕方にベルリンへ入る予定だったのですが
フライトが遅れたためにこの空港で足止めです
なかなか予定通りに運ばすにつまづいたわけですが
つまづいたおかげで、何か洗礼のようものを
授けられたような気もします

前を歩けばどうしてもつまずくけれど
つまずくからこそ自分が前に進んでいるのだとも
今リアルタイムで思います。

2016-01-26 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 ち 地図帳

小学生の時のお気に入りのアイテムは
断然地図帳だった。
もちろんいろんな地形を見るのも好きだけど
地図帳の後ろにまとまっている
各都市の人口表とか貿易支出とか
眺めているだけで楽しかったです。

有名な首都なのに
どうしてこんなに人口が少ないんだろう?
そんなことを考えるだけで
僕はその首都の一部になれるような気がするのです。

2016-01-24 | Posted in 日々No Comments » 

 

まいにち五十音 た 只松

只松(ただまつ)というのは僕の名字ですが
自分では気に入っています。
何だか字面も面白いし、言葉の響きも
ちょっと変な感じで、そして発音しにくいです。

電話で名字を名乗ると
なかなか一度で只松と伝わらず
たいていは「高松」さんという返答をいただきます。
それが只松という名字に与えられた
一つの宿命なのかもしれません。

2016-01-23 | Posted in 日々No Comments »